パンの情報ブログです。主にリテールベーカリーのパンを紹介していきます。

リテールベーカリーって?

リテールベーカリーは店舗内にパンを作るための厨房を持っていて、製造・販売をしているパン屋さんのことです。

パンメーカーでは最大手の山崎製パンや敷島製パン(Pasco)のように、工場で作った商品を流通させて販売する形態のパンではありません。

その場で作って、その場で売る。
そんな出来たてをすぐに食べられるのがリテールベーカリーの魅力です。
市場規模が小さいのが残念ですが、パンが好きなのでリテールベーカリーを応援したいです。


同じリテールベーカリーであっても、工場で生産した冷凍生地を厨房で焼きあげる「ベークオフ製法」や、厨房で粉から全ての工程を作る「フルスクラッチ製法」など多様な製法があります。

それぞれにメリット、デメリットがあります。

ベークオフはその生産効率の良さから、商品を低価格で提供可能で、各店舗での品質を一定に保つことが可能です。

フルスクラッチは商品価格は高くなりがちですが、パン本来の風味ではベークオフよりも優っています。
各店舗、各職人で仕上がりにバラつきが生じます。温度、湿度などの影響を受けて日によっても品質にバラつきが生じる可能性があります。


ちなみにリテールベーカリーではない大手のメーカーでもリテールベーカリー事業を行っているところがあります。
例えば山崎製パンは「ヴィ・ド・フランス」を、敷島製パンは子会社のレアールパスコベーカリーズが「PAUL(ポール)」「FAUCHON(フォション)」「PECK(ペック)」を展開しています。神戸屋は小売りの他にも「むぎの詩」「フレッシュベーカリー神戸屋」「ブレッズコート」というリテールベーカリー事業を行っています。
ポンパドウルはリテールベーカリーですが、子会社の株式会社 パレ・ド・パンが「VENT DE LUDO(ヴァン ドゥ リュド)」を運営しているようです。

0 コメント :

コメントを投稿